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貿易実務検定A級 合格体験記


神戸大阪通関貿易教育研究社の貿易実務講座受講生で合格された方の体験記を掲載中です。

今後の学習や講座の受講等の参考にしてください。

令和2年10月受験 第19回 貿易実務検定 A級合格
K.K.さんの合格体験記  30代女性  大阪市北区
(貿易実務検定A級受験対策講座受講)
                                              



私の合格体験記


受験/受講理由:
製薬メーカー勤務ですが、
数年前に貿易担当の部署へ異動となり、
輸出業務をしています。
貿易知識ゼロでしたので、
業務を進めるための役に立てばと、
貿易実務C級・B級を受験しました。
輸出業務に就いて3年ほど経過した昨年(2019年)、
貿易実務検定のウェッブサイトに記載の
「3~4年以上の実務経験レベル」という情報を真に受け、
ほぼ勉強せずA級を受験し、案の定、不合格でした。
今考えると当然ですが、
輸出業務経験だけではA級試験には通らないと意識を改め、
「偏った実務経験からの知識に頼るのではなく、
試験に通るための勉強が必要だ」、
また、「細部まで意識して理解を進めるには、
独学では限界がある」という思いから、
短期集中型の学習機会を提供いただける
神戸大阪通関貿易研究社にて受講させて頂くことを決めました。

勉強方法など:
C級・B級受験時に購入していた教科書を含め、
下記の教科書ならびに過去問をもとに勉強をしました。
試験勉強自体は、8月下旬の斎藤先生講義スタートとともに開始しました。
・貿易実務アドバンストマニュアル(第3版) (日本貿易実務検定協会 編)
・貿易実務ベーシックマニュアル(改訂1版)(日本貿易実務検定協会 編)
・貿易実務検定A級対策問題集(第1版) (日本貿易実務検定協会 編)
・B級・A級のための貿易実務アドバンスト演習テキスト(日本貿易実務検定協会 編)
・貿易実務ハンドブック アドバンスト版 第5版 (日本貿易実務検定協会 編)
・ジェトロ 貿易ハンドブック 2020 (日本貿易振興機構 編)
初回の授業で、
「各科目、何割くらいをとれば合格できるか」の目安を教えていただき、
少し安心したことを覚えています。
各科目の勉強時間や試験本番での解答時間の配分を考えるうえで、
大変役に立ちました。
勉強で注力したところとして、
第一に、書類作成問題を、
できるだけミスなく解答できるように勉強しました。
貨物・お金の流れを意識し、
その流れで必要な書類を、
教科書や過去問をもとに、何度も練習しました。
数年分過去問を解いていると、
問われている箇所が分かってくると思います。
私の場合、LC業務をした経験もなく貿易金融に疎かったので、
最初は理解できないことが多々ありましたが、
何度か解いているうちに、意味を理解し、
書類同士の関連性が理解できるにつれ、
楽しくなってきました。
また、試験直前には、
暗記するつもりで過去問や教科書を見直しました。
第二に、関税評価について、
正確に解答できるように理解につとめました。
これも、過去数年分の問題を解いていると
問題傾向はにているようでした。
当日の試験問題で多少のひねりがあっても、
基本をベースに解けるのではないかと思います。
第三に、運賃や貨物海上保険料などの
計算問題に対処できるようにしました。
関税評価と同様、過去問を解くことで
傾向は見えてくると思います。
業務上でこれらの計算はすることもありましたが、
試験で設定される輸送ルートの例などは、
業務では扱わない部分もあり、
この試験に接することで、
知識を広げることができました。
問題1 & 2 & 3(選択問題)は、
教科書の勉強だけではカバーできない部分もあるかと思います。
どれだけ日々貿易関連の情報に触れているかで、
変わってくるかとは思います。
私は、正直自信がなかったですが、
過去問で同じような傾向が出ていることはわかりましたので、
過去に出たような分野は間違えないでいようという意識で勉強しました。
また、問題7(記述式)に関しても、
過去問を数問といていると傾向が見えてくると思います。
解答フォーマット等を斎藤先生の解答集を通じて抑えることで、
本番も焦ることなく解けるのではないかと思います。
現在の業務をする前はマーケティング関係の仕事をしていたにも関わらず、
貿易マーケティングに関しては、
全く自信がありませんでした。
当日の試験でも半分以下の得点でした。
貿易実務の方でどれだけ点数を稼ぐかに集中していましたので、
特にこの試験のために勉強時間を取りませんでした。
英語は、問題1、2、4は100%正解できるように意識しました
(しかし当日1~2問のミスはありました)。
問題3と6は確実にとれる問題は取るくらいのつもりで取り掛かり、
記述問題は時間があったら
部分点を狙おうかくらいのスタンスで取り掛かりました。
英語に関しては、過去問を解いて時間配分を考えた以外は、
特別な勉強はしませんでした。

最後に:
授業が始まったタイミングで試験勉強を始めたこともあり、
授業初日から、
B級C級レベルでも忘れているポイントが多々あることに焦りました。
しかし、短期集中と決めて、
講義に出席させて頂き、
宿題・復習を繰り返すことで、
合格にむすびついたと思います。
また、講義では出席者に問題があてられることで、
緊張感をもって問題と向き合えたとも思います。
講義を通じて、改めて知識を深めることができました。
今後も勉強を続け経験を積む中で、
貿易の広さ奥深さを楽しみたいと思います。
ありがとうございました。




☆神戸大阪通関貿易教育研究社からのコメント☆

K.Kさん、合格おめでとうございました。K.Kさんはとても真面目で、熱心に学習に取り組まれる方のように感じていましたが、合格体験記を読んで私が感じたとおりのそのままの方だと改めて思いました。しっかりとご自身で学習計画を立てて、合格までにやるべき事を決めて、その通りに丁寧に取り組まれた結果として今回合格されたのだと思います。A級試験は、B級とC級レベルの知識をお持ちのことが前提にはなりますが、長く勉強したから合格するのではなく、ご自身の理解が不足している点を把握して、その点を中心に試験対策をすることが短期合格へ最も大事なポイントとなりますが、K.Kさんはそのような対策をしっかりとされたことが今回の合格につながったのだと思います。短期間ではありましたが、弊社へお越しいただき誠にありがとうございました。ぜひ今回学ばれたことをお仕事に生かして今後もご活躍ください。このたびは本当におめでとうございまいた。




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